「リタイア・シフト」系ニュースを検索していたら「セリタ建設、働き方改革を加速。年間休日を115日に拡大、定年65歳へ延長」という記事を佐賀経済新聞のサイトでみつけた。
セリタ建設、働き方改革を加速。年間休日を115日に拡大、定年65歳へ延長
佐賀県武雄市を拠点に、地域インフラを支える建設会社・株式会社セリタ建設(本社:佐賀県武雄市、代表取締役:芹田章博)は、社員がより安心して長く働ける環境づくりを目的に、人事制度を大幅に刷新いたしました。
このニュースを興味深いものとして取り上げるのは、中小企業がまさにリタイアシフトの最前線であることを示した一例だと思うからだ。求人サイトなどを見る限り、同社は従業員数100名に達しない中小企業のようだ。しかし、こうした中小企業ほど、人材不足に直面している。シニア世代の人材活用がその解決策だと気づいた会社から、先んじて定年延長を進めているのだ。これは行政の統計でも明らかとなっている。
そして、シニア世代だけでなく、同時にまだ若い世代に対してのメッセージにもなる。「うちは60歳になったって給与を下げたりはしないんだぞ」というメッセージを発していることで、働き盛りの世代のエンゲージメントにもポジティブに作用する。先輩がつまらない低賃金雇用をしている背中を見るくらい、若い世代のやる気を損なうことはないのだ。
「リタイア・シフト」の時代は、早く気づいた企業ほど先行して取り組みを進めていく。そしてそれは、企業の発展にもつながるだろう。

