2026/7/22掲載記事だがファイナンシャルフィールドの提供記事(Yahoo!ニュース掲載)で「70歳の父が再雇用で月「18万円」稼いでいます。「年金だけでは不安だから」と働き続けていますが、“65歳以上”で仕事を続ける人はどれくらいいるのでしょうか? 同年代の収入事情も解説」という話題があった。
高齢期の雇用はお金の不安と切り離すことはできない。高齢期でも働く理由として経済的な理由は常に上位にあがる。老後のマネープランを考えるとき、「取り崩しをできるだけしたくない」という考えは強く、働き続けることがその大きな対策となりうる。
家計調査年報でいえば月5万円くらい取り崩しているわけで(いわゆる老後に2000万円の根拠)、月5万円稼げているなら退職金等の取り崩しを働いている限り遅らせることができるわけだ。
老後のお金の不安の何割かは、そもそも「老後が長すぎる」ことに起因している。1980年代頃のように老後が10年ならそれほどお金の問題に苦労はしない(1000万円の退職金があれば月8万円使える)。ところが今は、65歳の女性は25年の老後を平均的に生きる時代だ。老後が長いからまたやりくりも厳しくなる。
「リタイア・シフト」の時代に、経済的不安がある人は「とりあえず」の感覚でも働き続けるほうがいいだろう。年収は大きく下がってもいい(下がるなら下がった金額に見合う働きだけすればいい)。それだけで人生最後の数十年、収支が一気に改善することになるだろう。
そして案外、「働きがい」が幸福にもつながっているところもあるのだ。

