RETIRE SHIFT

~人生100年時代の引退戦略~

成人スキル調査 2023: 日本 | OECD

60歳代の人材は知覚能力も衰え、企業の戦力とはならない――それは過去の話です。体力的に日本の老人が若返りを見せていると同様に、日本の高齢者の知覚レベルは世界的には十分戦力となる状況にあります。OECDのデータがそれを示しています。

成人スキル調査 2023: 日本 によると、高齢期の読解力、数的思考力、問題解決能力は若い世代と比して低下します。それは加齢に伴う現象としてやむを得ないところかもしれません。

しかし興味深いのは、OECD平均と比べると「世界的な平均レベルの知力を、日本の高齢者は未だ上回り続けている」ことです。低下してもなお、グローバル目線でみれば、平均以上といえます。「使い物にならない」と決めつけるには早すぎます。

「リタイア・シフト」の時代において重要となるのは、体力・知力の低下を踏まえつつ、どのような職分を与え、またそれに見合う処遇を提示するか、です。

実は、アラサー世代よりアラフィフ世代は得点が下がっています。とはいえ社内での年収がアラサーのほうがアラフィフより高いことはないはずです。そう考えてみても、シニア人材のスコアをみて年収ダウンという論法は通じないといえます。

成人スキル調査 2023: 日本より)