finaseeに私が連載しているファイナンシャル・ウェルビーイングをかなえるお金の知恵という連載枠に「「年金がもらえるまで働くしかない」という常識はもう古い? 人生の幸福度を大きく上げる「引き際」の選び方」というコラムを掲載いただいた。(2026/7/9掲載)
ウェルビーイングの視点から考えた場合も「リタイア・シフト」は有意義だ、という指摘をしている。自己決定権は私たちの幸福度に大きく影響する。例えば、就職について自己決定するほうが、自己決定できなかったが年収が高い人より幸福度は高まるという。縁故採用などで、「本当はここに入りたくなかったんだよな……」という就職をするのは確かに幸福度にはほど遠い。
同様に「リタイア」の自己決定権を私たちが手にすることが「リタイア・シフト」時代の本質でもある。「国が65歳まで働けというので……」「65歳までは低賃金だが会社が雇ってくれるというので……」と65歳まで働きリタイアするのはつまらない話だ。
「資産形成を確実に行い、60歳でスパッと辞める」とか「65歳以降は仕事の中身で決めよう(あるいはギャラで決めさせてもらおう)」のように引退時期を決めるほうが心地よいはずだ。言い換えれば、金融リテラシーを高めて現役時代を過ごした人は「早く辞める」と「遅く辞める」を自在に選べるといえる。ファイナンシャル・ウェルビーイング、まさにお金の問題がウェルビーイングを高めるキーワードとなりうるというわけだ。
「年金がもらえるまで働くしかない」という常識はもう古い? 人生の幸福度を大きく上げる「引き際」の選び方
資産形成において未来を見据えてしっかり備えるのは大切なこと。とはいえ、投資のために極端な節約志向に陥り幸福度を下げてしまうのも考えものです。本連載ではファイナンシャル・ウィズダム代表の山崎俊輔氏に、現役世代のファイナンシャル・ウェルビーイング(=お金に対して不安なく健全に向き合える状態)を実現しながら資産を築く・使うためのヒントを紹介してもらいます。(1/3)

