企業年金連合会発行の「月刊企業年金」での連載「リタイア・シフト~人生100年時代の引退戦略~」(執筆 山崎俊輔)、第3回「65歳リタイアはもはや早過ぎる 健康で長生きする日本人」が7月号に掲載されている。
リタイア・シフト時代を考えるとき、認識として重要なのは「我々自身は、60歳代を年寄りと認識しておらず、肉体的にも知力でも十分に戦力となり得る」という事実だ。
令和7年版高齢社会白書によれば、70歳代の新体力テストのスコアが大幅に向上していることが分かっています。今世紀に入って以降、高齢者の体力スコアの伸びは著しく、2023年の70歳代前半のスコアは、2005年の60歳代後半のスコアに匹敵します。つまり、高齢者の肉体が5歳以上の若返りを果たしたというわけです。
「リタイア・シフト」は複数のピースが噛み合うことで生じる社会変革だが、人材不足社会の到来、年金制度改正、同一労働同一賃金の取り組み、そしてシニア年代そのものの戦力化が同時に起きるからこそ、到来するのである。

