70歳あるいはそれ以降も働くような「リタイア・シフト」社会が到来する、といっても、働く知力体力のないシニア世代を無理に働かせようという訳ではない。高齢社会白書をみてみると、65歳以上の者の新体力テストの結果が紹介されているが、近年の向上傾向ははっきりしている。
図をみると、「2005年の60歳代後半男性の得点」と「2023年の70歳前半男性の得点」がほぼ一致する。つまりこの数十年で70歳代後半男性の体力は5歳ほど若返ったといえる。体力的限界が生じる老化はどんどん遅くなっているからこそ、60歳代後半あるいは70歳代前半に働くことが十分可能な、「リタイア・シフト」が実現しうる世の中になったのだ。



